フロントガラスナビ
2020年2月3日

車のフロントガラスに飛び石傷を発見!どうすべきか?

突然起こる車のフロントガラスの傷。ドライブ中に「ビシッ!」という鈍い亀裂音とともに視界に現れます。そう、飛び石による傷はいつも突然起こります。そんなガラス傷が起きた時、どうすればよいのでしょうか?


ガラス傷

車のフロントガラスの傷の主な原因は「飛び石」です。今回は飛び石によって傷ができた場合の処置方法をご紹介します。

飛び石で傷が入ったら

傷の具合を確認

フロントガラスに傷が入った場合、まずは安全な場所に車を停めて傷の状況を確認しましょう。高速道路を走行中の場合は、急な停止は禁物です。サービスエリアなどの安全な場所まで落ち着いて運転してから車を停車します。

フロントガラスは合わせガラスという2枚のガラスと柔らかい中間膜で構成されているため、多少の傷ではすぐに割れません。全面がバリバリと割れるようなことはまずありませんので、運転に必要な視界が確保できるか、サイズや深さはどうか、などを落ち着いて確認します。

軽微な傷であればドライブを継続してOK

視界確保ができ、数時間の運転を継続できそうであればそのまま運転を続けてOKです。まずは目的地や自宅など車を長時間停車できる場所まで移動しましょう。一方、とても運転できそうにないような状態であれば、すぐにJAFや保険会社に連絡し、車をレッカーしてもらいます。あくまでも安全第一で判断してください。

応急処置の方法

車を安全な場所に移動したあと、ガラスの傷を修理・リペアしなければなりません。飛び石の傷は場合によっては自分で直すことも可能です。まずは必要な応急処置について解説します。

応急処置シールを使用する

フロントガラスの傷は、時間経過とともにヒビの大きさが拡大していく傾向があります。これはガラスの特性によるもので運転の振動などによって亀裂がどんどん拡大していくイメージです。

またその間、傷の部分に水分やゴミ、油分が付着してしまい、場合によってはガラス修理が出来なくなる(或いは仕上がり品質が低くなる)といったリスクがあります。そのようなリスクを抑えるために「応急処置シール」の使用がおすすめです。いくつか市販のものがありますが「ひびペッタン」などが有名ですね。

シールを使用することで傷や割れの部分に水分・ゴミ・油分などが浸透することを防ぐことができ、割れの内部を乾燥したきれいな状態に保ってくれる効果があります。このようなきれいな状態であると、ガラス修理の際に使用するレジン(補修材)が浸透しやすく、ガラス修理を行いやすくなります。

応急処置シールは傷口をきれいに保つためのものですので、なるべく早くきちんとした修理を行うようにしましょう。ガラス傷の修理には、リペアツールを使うか、自動車ガラスの専門店に相談する必要があります。

修理できない傷とは

修理できない傷の場合はフロントガラス自体を交換する必要があります。重要なのは、ガラス傷の「サイズ」と「位置」です。100円玉以上のサイズの傷は修理できません(見た目が直っても、いずれ傷が拡大する可能性が高いです)。また、ガラス端から10〜20cm程度の範囲にできた傷の場合も、同様の理由でガラス交換をおすすめします。

「サイズ」と「位置」を確認し、状況によっては無理に修理せず、ガラス交換をしましょう。とにかく安全を最優先してください。

ガラス傷を修理する方法

専門店で修理してもらう

本来であれば専門店で修理してもらうのがベストです。フロントガラスは運転の安全性に関わる部品ですので、ガラスのプロに任せるのが良いでしょう。また、プロに相談することで、そのガラス傷が修理で済む範囲なのか、あるいはガラス交換が必要なレベルなのかを診断してもらえます。まずは専門家の意見を聞くようにしてください。

プロの技術が安心!

フロントガラス傷の修理

まずはガラス傷の症状を正しく診断してもらうためにも、自動車ガラスの専門店に車を持ち込んでみましょう。Webサイトだと「グラスピット」がおすすめです。全国各地の自動車ガラスの専門店を探すことができます。

傷修理のビフォーアフター

出典:グラスピットWebサイト

グラスピットなどを活用し、まずは最寄りの専門店に持ち込んで診断してもらいましょう。

自分で修理する場合

飛び石などのガラス傷はプロに相談することがおすすめですが、どうしても自分で修理したいという方もいるかと思います。もし自分でフロントガラスの傷を修理する場合、カー用品店やホームセンターで売っている補修リペアツールを使うのが良いでしょう。1,000円〜3,000円程度のリペアツールがたくさん販売されており、簡易なものだと1時間ほどで修理が可能です。

修理したガラスは再修理できない!?

自分で修理したガラスの傷が、時間とともに拡大してきた場合、再修理をしたくなりますが、残念ながら基本的には同じ箇所の再修理はできません。カーディーラーや自動車ガラス専門店に持ち込んでも同様です。

ガラスの修理・リペアはあくまでも応急処置の範囲を超えないため、再修理はできず、ガラス自体の交換をするようにしましょう。

フロントガラスの交換についてはフロントガラスを交換する方法と必要な金額もぜひご覧ください。

まとめ

飛び石などによるフロントガラスの傷に関する応急処置や修理方法をご紹介しましたがいかがでしたか?自分で修理するための便利なツールもたくさん市販されていますが、少しでも不安な場合や迷わずガラス専門店に相談しましょう。安全で快適なドライブのためにも正しい知識と行動を心がけことが大切です。

慌てず焦らずまずは落ち着いて行動してくださいね。

この記事を見ている人は他にこんな記事もおすすめです。