フロントガラスナビ
2020年2月4日

フロントガラスを交換する方法と必要な金額

飛び石やビビなど不足の事態でフロントガラスの交換が必要になった場合、とっても困りますよね。はじめてガラス交換をするという方も多いはずです。フロントガラスの交換を何度も経験している人は多くないので、基本的な情報から解説します。「フロントガラスを交換する必要があるかも」という方はぜひ参考にしてください。


「フロントガラスの交換代っていくらですか?」このようなご質問をよくいただきます。ガラス交換を経験することはそうそうあることではないので、もっともなご質問です。いざフロントガラスを交換する場合、「料金はいくらくらいなのか?」「どこで交換すればよいのか?」「自分でも交換できるのか?」「どの程度の傷だと交換が必要なのか?」などなど、わからないことがたくさんありますよね。

この記事をお読みの方は、おそらく愛車のフロントガラスに傷やヒビ、割れといった何らかのトラブルを抱えている状況だと思います。この記事では「はじめてガラス交換を検討している方(あなた)」のために役立つ情報をご紹介していきます。

ガラス交換が必要なケース

自動車ガラスのなかでもドアガラスやリアガラスのような強化ガラスと違って、フロントガラスは合わせガラスですから、飛び石などの外部からの負荷で傷やヒビが入ってしまうことがあります。小さなヒビやカケであればリペアできる場合もありますが、症状によってはフロントガラス自体を交換する必要があるのです。

ではガラス交換が必要なケースとリペアや修理で済むケースとの違いを見ていきましょう。

目安は100円玉サイズ

フロントガラスの交換が必要かどうかを判定する基準の1つが「100円玉サイズ」です。100円玉サイズ以下の小さな傷やヒビであれば、リペアが可能なケースが多いです。100円玉以上だと、ガラス交換が必要だと考えて良いでしょう。

くわしくはフロントガラス交換の専門店に相談して症状を確認してもらうことをおすすめしますが、簡単な目安として100円玉サイズを覚えておきましょう。

サイズが小さくてもリペア出来ないケースがある?

傷のサイズが小さい場合でもリペアできず交換が必要になる場合がありますので、ご注意ください。傷の深さや、傷の位置(フロントガラスのどの部分の傷なのか)によっては、たとえ小さな傷でも交換が必要な場合があります。深い傷やガラスエッジから10〜20cm程度の場所の傷などは、いずれ大きな割れにつながる可能性が高いため、安全を考慮してガラス交換を勧められる場合があります。

フロントガラスは運転の安全性を左右する大切なものですので、プロにガラス交換を勧められた場合は、多少お値段がはっても交換をするようにしましょう。

飛び石キズなどによるフロントガラスの修理・リペアについて詳しくは車のフロントガラスに飛び石傷を発見!どうすべきか?をご覧ください。

フロントガラスを交換する方法

さて、いざガラス交換が必要となった場合ですが、ここは迷わずカーディーラーや自動車ガラスの専門店に相談するようにしましょう。そもそもフロントガラスは街のカーショップやホームセンターなどには売っていませんよね?一部ネットでも販売されているようですが、正直言っておすすめできません。

信頼できる通販サイトとなるとフロントガラス通販のグラスキングダイレクトなどはおすすめです。AGC旭硝子製の自動車ガラスをリーズナブルな価格で販売しています。もしご興味があれば参考にしてみてください。

ガラス選びは難しい

フロントガラスは豊富な種類があり、なかにはコピー品や粗悪品なども数多く出回っているので、カーディーラーや自動車ガラスの専門店できちんとしたガラスを購入し、交換してもらうのが良いでしょう。

ネットで自分でガラスを探そうとする方もいるようですが、例えばトヨタのプリウスやホンダのフィットといった場合でも、年式や車種のグレードなどによって最適なガラスが異なります。つまり、専門家ではないとガラスの選択自体がそもそも非常に難しいのです。くれぐれも注意してください。

ディーラーまたは専門店

ディーラーに相談する場合は、愛車を購入された店鋪または同社のディーラーに相談します。トヨタ車であればトヨタ系列のお店に相談、ということですね。

一方、自動車ガラスの交換や修理を専門に行っている会社もあります。そういった専門店は、カーメーカーや車種を問わずガラスを仕入れて交換してくれますので、こちらもおすすめです。ちなみに、自動車ガラスの専門店の場合、ガラス補償のサービスが付いていることもあります。「交換後、3年以内にガラスが割れた場合の交換はガラス代が無料!」といった内容です。こういった特典があるのも専門店の魅力ですね。

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個人で交換も可能?

ここまでプロに相談すべき、とおすすめしてきましたが、中には自分でガラス交換をする猛者もいるようです。ネット上でガラスを自分で購入し、交換するパターンが多いようです。ただし、フロントガラスの組み付けが甘いと運転の安全性に影響するのはもちろん、車検に通らなかったりといった可能性もありますので、やはりおすすめできません。

フロントガラスの交換費用は?

見積

交換に必要な料金は最も気になるところですよね?ただし、ガラス交換の専門店などのホームページを見ると、料金が載っていないこともよくあります。それは一体なぜでしょうか?

実は、料金をホームページに掲載できない(正確には「個別に見積もらないとわからない」)という事情があります。詳しく見ていきましょう。

まずはフロントガラスの交換に必要な金額の内訳を確認します。

交換費用の内訳

一般的な内訳は以下の通りです。

  • フロントガラス代金
  • 交換費用

「ガラス自体の金額」と「交換作業の金額」、いたってシンプルですね。これだと自分の愛車のガラス交換の費用はすぐに分かりそうです。

ところが、実はそう簡単な話ではないのです。

交換費用は見積ってもらわないと分からい

フロントガラスの交換費用は、カーディーラーや専門店に見積もってもらわないと正確な金額がわかりません。一体なぜでしょうか?

ガラス代金は千差万別

まず、フロントガラス自体の金額ですが、これは車種や年式、装備仕様(ガラスにもいろいろな機能があります)などによって異なるため、まずはあなたの愛車に組み付け可能なガラスを特定する必要があります。従って、組み付け可能なガラスによって個別に金額が異なるということがあります。

組付け可能なガラスが特定できたとしても、「どんなガラスを使うのか」によっても金額が異なってきます。さきほども触れた通りフロントガラスにはたくさんの種類がありますので、業者によって使用しているガラスが異なってきます。カーメーカーロゴの刻印がある純正品や社外品、国内品、海外品などさまざまな選択肢があるのです。加えて、UVカットやIRカット(断熱)などの付加機能によってもたくさんの種類が存在します。それらの条件をひとつずつ決定していき、フロントガラス自体の金額が決まるというわけです。

交換費用も業者次第

ガラス自体の代金に加え、交換作業の費用はさらに業者によって異なってきます。会社によって提供するサービスの金額が異なるということですね。乱暴に言うと、洗車代やクリーニング代がガソリンスタンドごとに異なっているようなものです。

まずは見積り!

ここまで見てきたように、結論としてフロントガラスの交換にかかる費用はマチマチということになります。これが先ほど書いた料金をホームページに掲載できない理由です。正確な料金を把握するためにも、まずは専門店やカーディーラーに見積りを依頼しましょう。

補足:なぜ料金表を掲載している専門店があるのか?

なかには車名別にガラス交換の料金表をホームページに掲載している専門店もあります。それは「うちは海外品のガラスしか取り扱っていないからプリウスだと◯◯円くらい、N-BOXだと◯◯円くらい」といった、ある程度の断言ができる場合です。お客様の事情や要望内容によらず、そもそも使用するガラスの種類が決まっているから、料金テーブルを開示できているというわけです。決してそれが悪いことではないのですが、そういった背景があることは参考になるかもしれません。

ガラス交換に保険は使えるのか?

傷や飛び石によるガラス割れなどの単独事故においては大半のケースで車両保険が使えます。カーディーラーや自動車ガラス専門店では、面倒な保険手続きも代行してくれるますので、安心して任せることができます。保険適用することで、従来より高機能なフロントガラスに交換してくれるケースもあるようです。

フロントガラスの交換、修理と保険に関してくわしくは、フロントガラス交換や飛び石キズの修理に保険は使えるのか?をご覧ください。

交換はどのくらいの時間できるのか?

車両保険を使用するかどうかも含めて、専門店やカーディーラーから見積りをもらったら、いよいよガラス交換を依頼することになります。フロントガラス交換の作業時間は、大抵1日以内には完了します。数時間から半日程度のケースがほとんどです。つまり、朝イチに自動車を預ければ、午後か夕方にはガラス交換済みの状態で乗って帰ることが可能というわけです。自動車ボディの傷や凹みなどの板金修理と比べるとスピーディーな印象ですね。

 

ここまでフロントガラスの交換に関する基本的な情報を見てきました。最後に、フロントガラス交換に関してよくある質問を補足しておきますので、参考にしてみてください。

ガラス交換に関するよくある質問

Q.ヒビや傷は放置しておくとどうなりますか?

ヒビが入ったフロントガラスを放置しておくと、大きな亀裂や割れに発展する可能性が高いです。なるべく早くガラス交換またはリペアを行いましょう。

Q.古いクルマのガラスでも交換可能ですか?

あまりに古いガラスは生産終了していて在庫がない場合もありますので注意が必要です。特にカーメーカーのロゴが刻印が入った純正品の場合、その車の生産終了から約15年ほどで部品(フロントガラス)の生産も終了していることがほとんどです。

ただし、非純正品を含めて旧車マニアや愛好家の方のために数量限定で追加生産されることもあるようです。追加生産品は数十枚単位などの小ロットで生産されるため、ガラス1枚あたりの値段が高くなりますのでご注意ください。車種や年式にもよりますが、もしこだわりの旧車のフロントガラスをお探しの場合は、ガラス専門店やディーラーに相談してみると良いでしょう。

Q.ベンツやBMWなどの外車のガラスも交換可能ですか?

まずはガラス交換の専門店に相談されることをおすすめします。ただし、外車のガラスを取り扱っていない専門店もあるようですので、その場合はカーディーラーや正規代理店に相談することをおすすめします。

Q.アンテナがついているガラスも交換できますか?

ディーラーや専門店であればアンテナ付きのガラスも取り扱っていますので、交換可能です。

Q.ガラス交換の間、代車を貸してくれますか?

交換してもらう店鋪やディーラーによってサービス内容が異なります。ディーラーの場合は代車を出してくれることが多いようです。

Q.純正品のガラスは品質が良いのですか?

純正品はカーメーカーの正規品ですので安心感はあると思います。社外品や海外品と比較すると価格が高めですが、ご予算に合わせて検討してみてください。

まとめ

フロントガラスの交換についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?はじめてのガラス交換はいろいろと不安がつきものです。迷ったときはカーディーラーや自動車ガラス専門店などのプロに相談しましょう。この記事がガラス交換でお悩みの方の参考になれば幸いです。

フロントガラスの飛び石キズ、割れ、交換でお困りの方は、ぜひ大東株式会社のガラス交換サービスをご覧ください。自動車ガラス専門店ならではのプロフェッショナルの技術で、最短即日仕上げのスピーディーな交換を行います。皆様からのご相談・お問い合わせをお待ちしております!

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